蝉海節?
ある程度文章を書いていると、自分の書く文体の「クセ」に気づきます。
そして小説家などの場合「〜節」などというように、
軽い揶揄としたたかな愛情を込めて
言われることなどがネットで見受けられます。
(きのこ節、西尾節など)
そこで、私めも自分の今まで書いた小説などから気づいた、
その文章の「クセ」というものがいくつかありましたので、
以下に列挙していきたいと思います。
・ 「――」(ダブルダーシ)と「……」(三点リーダ)の多用。
・ 「何度でも、何度でも」というように、同じ言葉を続けて強調する。
・ 哲学・美学・形而上学用語の乱舞。
・ 現状における問題の枚挙
(例「そのプランを遂行するには、三つの問題をクリアしなければならない」)
・ 「ほどまでに〜」「程度に〜」という、程度を表す言い回し。
・ 2行以上「。」なしで続く長い文章。
・ 冒頭で、その段落において視点となるキャラクターの名前を出す。
・ 「〜し得る」「〜得る」と動詞のあとにつけたがる。
(例「推論し得る」「考え得る」「映り得る」)
・ 「(擬声語)+り+と〜」という、特徴的な擬声語の使い方。
(例「ざくりと突き刺す」「ずきりずきりと痛む頭を押さえて〜」)
・ 近代文学を意識しているのか、何の脈絡もなく
「sentimentalism」等の英字が挿入される。
う〜ん……。
こうして並べてみると、結構自分自身で痛々しく感じるものですね(笑)
以上、自己満足な軽い雑記でした。