旅人の手記 三冊目 ‐ 蝉海のブログ -

日常のよしなし事や、マンガ・アニメ・ライトノベルなどのポップ・カルチャーに関する文章をつらつらと述べるブログ。その他の話題もたまに。とっても不定期に更新中。

創作倫理・思想

作品における作者の自意識の発露と読者の共感について悶々

(前略)たとえば、ある作品を見て、「この作家は子どものときに傷ついている」などといわれてしまうのは駄目な作品だと思うんです。じゃあ何がいい作品なのかをいうのは難しいですが、向こうを、遠くを見せる作品と言うか、カント的にいえば「星を見つめさ…

〈論説〉実存の不安(或いはアイデンティティ・クライシス)と自己変革イデオロギー、及び脱大衆道徳性の問題――『忘却のクレイドル』完結に寄せて

※ 以下の作品について、物語の核心部分に関する記述があります。 また文中には一部辛辣な表現もあります。 『忘却のクレイドル』(藤野もやむ マッグガーデン) 『はこぶね白書』(〃) 藤野もやむは、〈実存 existentia〉と内面意志の発現における問題と格…

教育現場の問題と、創作物について

こんばんは、蝉海夏人です。 突然ですが、学校教育の現場における実情ってどうなのでしょう。 今日、ある学校のコミュニティを少し見てみたのですが、 少し眉を顰めるような記述がありました。 特に先生が行なう指導に関する話題が気になります。 中には明ら…