旅人の手記 三冊目 ‐ 蝉海のブログ -

日常のよしなし事や、マンガ・アニメ・ライトノベルなどのポップ・カルチャーに関する文章をつらつらと述べるブログ。その他の話題もたまに。とっても不定期に更新中。

mixiはじめて5年

ふと気が付くと、今年でmixiを始めて5年が経過していました。
始めた切欠は2009年の1月、
高校の生徒会の先輩が招待してくれたことです。
(当時のmixiはまだ招待制でした)

思えば、私が初めてネット上において自分のスペースを持ったのは、
このmixiが初めてでした。
現在では完全に更新を停止してしまいましたが、
始めた当時は日記の更新やフォトのアップなど、
積極的にコンテンツの運営に励んでいたものです。

今回は、その沿革を振り返ってみようかなと思います。


・ 一年目(2009年)

入った当初はちょうど受験が終わり、大学に入るまでの準備期間として、
大いに時間があった頃です。
この時は、週二回の体制で更新していました。
水曜日は簡単な近況報告+フォトで、
日曜日はそれに加えてコラムや考察記事を投降していました。
8月にblogを開設してからは、そちらを主として更新するようになりましたが、
それでも週二体制を続け切りました。

コミュニティへ積極的に加入するのは、最初のうちだけでした。
その上、ほとんど書き込みもしませんでした。
実はこの当時の時点で、既にmixi全体はかつてほど隆盛しておらず、
閉鎖的な状態に陥りつつありました。
そのためこうしたコミュニティに入ることに余り意義を感じなかったのが、
大きな要因です。
ただそれでも、自分でコミュニティを立ち上げるなどの行動はしたもので、
(余りにマイナーなマンガ作品がテーマだったので、
 誰も入らずすぐにつぶれましたが……)
まだ、心のどこかで期待をかけていたところはありましたね。

それとこの頃は、マイミクの方々も積極的にmixiを活用しており、
私の日記にも盛んに書き込んでくれました。
あと、誰がアクセスしたかが分かる「足あと」という機能が面白かったですね。
ときには、プロのマンガ家さんや作家さんなどがアクセスしてくれるときもあり、
大いに驚いたものです。

また、この年はネット上で知り合った人々と、
オフラインで本格的に交流し始めるようになった年でもあります。
必ずしもmixiで知り合った人ばかりではありませんが、
mixiは交流の切欠、また深めることに大いに貢献しました。

一時的に活動を停止した期間もありましたが、
振り返ってみると、最初の一年間はかなり精力的に更新していて、
そして積極的に他者との交流を行ってきたと言えます。


・ 二年目(2010年)

途中で週一更新に変わりますが、基本的には一年目と変わらず、
精力的に運営を行っていました。
しかし、ここまでblogに掲載しない記事を、
一から作り上げていた――それもかなりの長文もあり、
今読み返すと自分で驚くものがあります。
時間がある学生だから、できたことでしょう。
それとこの頃は、民主党政権の不振や表現規制問題など、
政治思想について色々勉強していた時期で、
政治的な話題を取り上げることが多かったですね。


・ 三年目(2011年)

この年は自分にとって激動の一年でした。
2月に大学のサークルを辞めた影響で精神的に不安定になり更新を一時停止し、
また3月からしばらくは東日本大震災があったため、
近況もそれ関連の話題を取り上げることが多いです。
それと9月には経済的な理由で退学という自体に見舞われました。

そして、この年は「mixiの日記をほぼそのままblogに転載する」
という手抜きも目立つようになります。
上述の通り、プライベートが大変だったというのもありますが、
この年から本格的に小説を執筆するようになり、
そちらの方に時間を取られるようになったというのもあります。

それと、この年に「mixiの日記のアーカイブ用blog」を開設しました。
まあ、このblogのことですね(後述)

そして、この年の後半あたりからマイミクの方々、
特に高校時代の知人の方々が、mixiから一気に離れていきました。
社会に出たり、就活したりと忙しくなったのが最大の原因と思いますが、
mixi自体にも大きな魅力を感じなくなっていったのでしょう。

一方ネットで知り合った人々との付き合いは、前年以上に密になっていきました。
ネットでの活動自体は大幅に退行してしまいましたが、
逆にオフでの交流の方はこの年以後、さらに積極的に行っていくようになります。


・ 四年目(2012年)

商家に大きな変動があったため働くようになったこの一年は、
ネットの活動どころではなくなってしまったので、
blogもmixiも完全に更新を停止していました。
そして、mixi全体の衰退も決定的になったのもこの時期です。
しかしそれでもまだ、かねてよりのネットの知人の方々と
mixiのメッセを使って交信するなど、交流ツールとしては活用していました。

経済的には苦しかったはずですが、
他者との交流を求めて積極的に同人イベントなどに出た一年でした。


・ 五年目(2013年)

mixiの日記のアーカイブ用blog」と「本blog」を統合したことに伴い、
mixiの更新も復活しました。
しかし前述のように、その頃には既にmixiの衰退も決定的になり、
マイミクもほとんど互いのページに行かないようになりました。
すぐに更新の意義を見い出せなくなってしまい、
全てのコンテンツの更新を永久に停止することに決めました。

またこの年は仕事のほうで忙殺されることが多く、
他のネット上の活動も芳しくありませんでした。
読書メーターに登録するなど、前年よりは比較的頑張りましたが、
それでも全盛期とは比べようもないレベルです。
それと、小説の執筆もほとんどはかどらず、
この年は結局一本も書けていません。

また、それまでのネットでの付き合いの要であった同人イベントの参加も、
5月のCOMITIA104と8月の夏コミ三日目の一般参加のみという状態です。
けれどもそのかわり、昨年にたかひろさんのオフ会で知り合った
ジャッキー(尾崎隆臣)さんが経営されている「尾崎教育研究所(おざ研)」
というサロンに通い始めるようになりました。

完全にmixiに見切りをつけた一年といえます。


・ 現在(2014年)

さて。こうしてmixiおよびネット上の交流及び活動について、
長々と振り返ってみたわけですが……。
いやあ、思い起こしている途中で過去の日記などを読み、
懐かしい気持ちになりました。
今後、コンテンツの更新を再開することはないと思いますが、
mixiがなければ今の私がないということも確かです。
定期更新、コミュニケーションツール等々、
ここで培ったノウハウやつながりが、
現在の私のネットにおける活動・交流の叩き台になっていることは明らかです。

mixiでの経験・思い出は一生の財産として、
これからも私の血肉となっていくことでしょう。


追記:
フォトの更新については、結構楽しんでやっていました。
mixiの更新が停滞しているときでも、これだけは欠かさずやっていたものです。
四月から学生になるとまた時間が空くので、
そのときにでもフォトブログを開設しようかな、とおぼろげに考えております。