旅人の手記 三冊目 ‐ 蝉海のブログ -

日常のよしなし事や、マンガ・アニメ・ライトノベルなどのポップ・カルチャーに関する文章をつらつらと述べるブログ。その他の話題もたまに。とっても不定期に更新中。

私とFIELD OF VIEW

普段、mixiでもTwitterでも音楽の話題に触れることはほとんどありませんが、
今日はFIELD OF VIEWというバンドについてお話したいと思います。

FIELD OF VIEW(2001年にthe FIELD OF VIEWに改名)とは、
浅岡雄也(ヴォーカル)、小田孝(ギター)、小橋琢人(ドラムス)、新津健二(ベース)
の4人で構成されていたロックバンドであり、
1995年に結成して2002年に解散しました。
音楽プロデュース企業であるビーイングに所属していたバンドであり、
同社のZARDWANDSといったアーティストが活躍した時代
(いわゆるビーイングブーム)より少し後に、
『君がいたから』という曲で鮮烈なデビューを飾りました。

私と同世代か少し上の年代の人ですと、
『DANDAN心魅かれて行く』を歌ったバンド」というイメージが強いですが、
私も彼らを知った切欠はそうでした。
6歳の頃、私は『ドラゴンボールGT』のOPに起用された彼らの代表曲
『DANDAN心魅かれて行く』を聴きました。
そのときはバンドの名前すら覚えなかったのですが、
しばらくして彼らの名前をアニメの関連本で見かけました。
FIELD OF VIEWの名前を初めて知ったのはその時ですね。

それから3年ほど。小4の私は当時大ブームだった『遊★戯★王』にはまり、
1998年に放送していたテレビ朝日版のアニメのビデオを借りて観ました。
そのOPに起用されていたのがFIELD OF VIEW『渇いた叫び』だったのです。
当時の私は、その爽やかかつ勇壮なメロディをいたく気に入りました。
このことで、彼らの名前が完全に私の頭の中に残ることになります。
これが、彼らとの二度目の出会いですね。

そして三度目の遭遇は、私が12歳の秋。
彼らのシングル『この街で君と暮らしたい』のCMが
アニメのビデオに偶然録画されていていたのです。
私は興味を沸かし、早速PCで彼らの公式ホームページにアクセスしました。
私はここではじめてFIELD OF VIEWという
バンドの沿革、メンバー構成を知ることができたのです。
そして、Media Playerで彼らのシングルをいくつか視聴しました。
この頃のインターネットはようやく定額課金制が普及し始めたばかりで、
youtubeのようなサイトができるなど考えもつきませんでしたね。

彼らのCDを初めて買ったのは、さらに3年後の中学3年生の初夏のことでした。
親から貰った修学旅行のお土産代の余りで、
彼らのCDアルバムを古本屋で買いました。

FIELD OF VIEW II』
――あの『DANDAN心魅かれてく』が収録されているアルバムです。
そして、どこかノスタルジーを掻き立てるキャッチーな旋律と、
浅岡さんの声に聞き惚れた私は、
いよいよこのバンドに本格的にはまりこむことになるのです。

それからというもの私は、
シングル・アルバムを問わず古本屋・中古レコード店で彼らのCDを探し回りました。
この頃既に、解散から3年。
彼らの最盛期であった『DANDAN〜』〜『渇いた叫び』
の頃からはさらに年数が経過しており、入手するのはなかなか骨が折れました。
中古CDの棚から棚まで調べ上げ、
聴いていない曲が入っているものを片っ端から買い集めましたね。
今思い返せば、この頃の夢中ぶりは本当にすごかったです。
先生に毎朝提出する宿題のノートにはジャケット写真のコピーを貼り付け、
その年のクリスマスプレゼントには、ビデオクリップ集のDVDを頼んだほどです。

現在はあの頃ほどには熱中してはおりませんが、
ときおりTVやインターネットの動画で彼らの映像が流れると、
やはり見入ってしまいますね。
これからも、彼らは特別な存在として私の中にいつまでも居続けることでしょう。