図書館のリサイクル本は苦学生の味方
こんばんは、蝉海です。
昨日はゆりいかさんの開催される読書会に参加してきました。
お題は『銀河鉄道の夜』(宮沢賢治)
近代文学の中でも飛びぬけて知名度があり且つ難読なことで有名な作品で、
予想通り議論は大紛糾の状態となりました。
終わったのは、終了予定時刻を1時間半も過ぎた午後10時半。
読書会始まって以来の、最高に盛り上がる一夜になりました。
さて。話を変えて、図書館のリサイクル本の話。
公立の図書館では保存期間が過ぎた本を、
リサイクル本として利用者に提供するシステムがあります。
私もよくリサイクル本を持ち帰ってくるのですが、
これがなかなか良いものが降りてくるものなんですね。
この数年間で目ぼしい収穫品をざっと挙げてみますと、こんな感じです。
『ZOO』(乙一)
『蹴りたい背中』(綿谷りさ)
『博士の愛した数式』(小川洋子)
『官僚たちの夏』(城山三郎)
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』
(岩崎夏海)
『人間臨終図鑑』(山田風太郎)
『遠い海から来たCOO』(景山民夫)
『三島由紀夫全集(金閣寺 仮面の告白 他)』
『社会主義の歴史』(和田春樹)
『サブカルチャー神話解体』(宮台真司 大塚明子 石原英樹)
『透きとおった悪』(ジャン・ボードリヤール 訳 塚原史)
他にもまだまだあります。
話題になった小説やエッセイ、雑誌などが多めの印象がありますが、
時にはかなり学術的な本も手に入ります。
タダでもらえるのだから、これを使わない手はありません。
もちろんリサイクル本なので、汚れや傷が相当に目立つものもありますが、
そこは目をつぶりましょう。
ではでは。
(BGM:MELL『砂漠の雪』)