旅人の手記 三冊目 ‐ 蝉海のブログ -

日常のよしなし事や、マンガ・アニメ・ライトノベルなどのポップ・カルチャーに関する文章をつらつらと述べるブログ。その他の話題もたまに。とっても不定期に更新中。

刹那の夏

こんにちは、蝉海です。
今日も簡単な近況と読んだ本のごく簡単な紹介だけ。

このところどういうわけかまた、
昔のエニックスのマンガに触れる機会が多くなっています。
夜麻みゆきさんの『レヴァリアース』『幻想大陸』を読んで、
どっぷりオッツキイム沼にはまりこんだり(『刻の大地』は読破中)
おざ研で牧野博幸さんの『勇者カタストロフ!!』を読んだり。

その流れというわけではありませんが、
この間、ふとした切欠で天野こずえさんの短編集夢空界』『空の謳』
を買いました。
ファンからは未だに話題になるこの二冊ですが
読んでみると、たしかにこれら短編は心に残るであろうとは思いました。
前者はデビュー前の作品も多く収録されていて年月が相当経過しており、
技術的な面でもテーマ設定も現在とかなりのギャップがありますが、
「きらめく一瞬のときを追いかける」というこの作者の核は、
はじめから顕在であったのだなと感じました。

短編・掌編に宿る独特の瑞々しい感性といいますか、
私はどうもそういうものに惹かれるところがあるようです。
高校のとき、冬目景さんの『僕らの変拍子』とか鬼頭莫宏さんの『残暑』
とかを繰り返し読んでいた、あの頃のことをふと思い出させてくれました。

それでは、この辺で。


(BGM:ZARD『あの微笑みを忘れないで』)