旅人の手記 三冊目 ‐ 蝉海のブログ -

日常のよしなし事や、マンガ・アニメ・ライトノベルなどのポップ・カルチャーに関する文章をつらつらと述べるブログ。その他の話題もたまに。とっても不定期に更新中。

やれやれ

こんにちは、蝉海です。
今月の後半は少し忙しくなるので、
今週・来週の更新は単なる近況だけにさせて頂きます。

昨日ですが、ゆりいかさんが主催される
「あの夜(よ)の読書会」に参加してきました。
今回の課題図書は風の歌を聴け村上春樹
時系列が複雑な作品であるため前回と同じく、
或いはそれ以上に議論が白熱し、
総じて有意義な読書会になったことと思います。

私の村上春樹氏に対するスタンスですが、
「好きでも嫌いでもないけれどオリジナリティを感じ、
 リーダビリティーを求めてたまに読みたくなる」
という感じですね。

私が春樹氏の著作に初めて触れたのは高校二年の秋のことです。
氏の代表作といわれる『ノルウェイの森』を手に取ったこと、
それがファーストコンタクトでした。
しかし「何が何でもセックスや性描写を絡める」という作風が、
どうにもこうにも肌に合わず、
それから氏の作品からは距離を置いていました。

それからしばらく経って前の大学の三年生のとき、
ふとした切欠で手にとったのが『風の歌を聴け』だったのです。
気障な雰囲気はあれどアフォリスティックな文体が気に入り、
その後いわゆる青春三部作を一気読みしました。
そこから『納屋を焼く』などの短編、
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『海辺のカフカ
など氏の代表的な長編を読破。
あと『村上朝日堂』などのエッセイも手を出しました。

まあ、そんな風に一通りには読んでいるつもりです。
ただ『1Q84』以後の作品にまるで手をつけていないので、
最近の作品については語れません。
そろそろ図書館で予約待ちすることもないだろうし、
読んでみようかなとは思っています。

それでは、今日はこの辺で。


(BGM:The Beach Boys『California Girls』)