秘密基地に集まって 「楽しいね」って単純な
どうも、こんばんは。蝉海です。
ええと、twitterやblogを見てもらえると分かるように、
最近『カゲロウプロジェクト』にどっぷりハマっています。
MVは全部観たし、アニメも視聴済み。小説・マンガも既刊は全部読みました。
今では毎日のように、公式MVや「歌ってみた」を聴いています。
さらにはpixivを巡って、ファンアートを観回るのが日課となりつつあります。
昨日もおざ研という場所で、こんな講義(↓)を勝手にする始末。
どうしてこんなにハマったのでしょうか?
正直、楽曲を聴いただけではそこまで引かれるものは感じませんでした。
「聴き易いけれど、よくあるロキノン系っぽいなあ」と。
けれども今となっては、ED曲の『サマータイムレコード』とか、
聴くと胸が苦しくなって、うかつに聴けません(笑)
それは当然、私の琴線に引っかかるものがあったからでしょう。
箇条書きにしてみると、こんな感じですかね。
・ジュブナイル
・濃厚な「夏」のガジェット
・秘密基地で子どもたちが集まって何かする
・邪眼
・理解と拒絶とすれ違い
・複雑な関係性
・フラットな血縁関係と擬似家族
・中性的なキャラデザ
etc...
う〜ん、こうして改めてみると、
思った以上にかなり私好みな作風なのですね。
エニックス系のマンガや創作ファンタジーによくある、
中性的でリリカルな雰囲気というか、
ジュブナイル寄りな作風が好きでしたので、
そうしたところと意外に親和性があるのかもしれません。
あと、性衝動を前出しにしない心理主義的描写も、
藤野もやむさん(桑佳あささん)とかに通じるところがあるかも。
さて。恐らく他のファンの方々もそうだと思うのですが、
私はこの『カゲプロ』に感じている最大の魅力は、
キャラクター同士の「関係」にあると思うのです。
「メカクシ団」というゆるいコミュニティを舞台に、
様々な出自、年齢、性別の人間たちが集まって描かれる、
優しく、複雑に絡み合って、少し歪な人間関係。
それが様々なメディアで断片的に描かれることで、
それら断片を自分なりに集積して、
おのおのの世界像=キャラクターの関係世界を構築する。
そこにこの作品の面白さと魅力があるように考えています。
それもカップリング人気も高い本作ですが、
あくまでメカクシ団というコミュニティを
前提に据えて妄想する人が多いように思います。
だからなのか、余り激しいカップリング妄想の抗争を、
このジャンルでは見かけることが少ないように感じますね。
このメカクシ団の「関係性」については
以前の記事でも多少述べましたが、
また今後とももっと深く突き詰めていきたいと思います。
それでは、今日はこの辺で。
(BGM:じん(自然の敵P)『サマータイムレコード』)