石川泉さんの現状について

おはようございます、蝉海夏人です。
ちょっと、早めにアップしたい情報がありましたので、一日早く更新を行います。

突然ですが、皆さんは石川泉さんという漫画家の方をご存知ですか？
彼女は、スクウェア・エニックスの出版部が主催する、
第6回スクウェア・エニックスマンガ大賞にて
「蜘蛛の城」という作品で入選を受賞された方で、
その読み切りはガンガンパワードという雑誌の2005年夏号に掲載されました。
これが非常に素晴らしい作品でして、
その後、同誌にてこれまた優れた読み切りを2本ほど残したのですが、
それ以降ぷっつりと現れなくなりました。

それからしばらく経ちまして、
今から1年前にフジテレビで放送された番組内に出演されて、近況が明かされました。
その当時、彼女はどこかのNPO法人が経営している、
「トキワ荘」のようなアパートで、他の漫画家志望の女性方と同居されていたのです。
どうも、「描きたい漫画を描くか、売れる漫画を描くか……」と悩み、
スランプに陥っていられたようですね。
しかし、その番組内で
「新しい仕事が見つかって、それに向けて頑張っている」という旨が、
ご本人の口から開かれたのです。
これは喜ばしいことであったのですが、
それ以降全く情報がなく、彼女が結局どうなったのか分かりませんでした……。

ところが！　先週彼女のブログを偶然見つけ、その後の所在が判明しました。
「OUR'S」というネット漫画サイトで、「ウェロ」という連載をされていたのです。

これは驚きました。
そのサイトを少し除いてみたのですが、
どうも、会社案内を見る限りでは、出版からアニメーション製作まで、
芸術関係を主に幅広く活動しているところのようです。
それで石川さんなのですが、現在第三話まで掲載されています。
他、彼女のイラストが多数展示されていて、
会社側からもかなり重宝されているようですね。
あと、インターフェースが凝っていて面白いです。
システムとしても優れていて、非常に快適な読み心地ですね。

さて、肝心の漫画はというと……、
まず「蜘蛛の城」の頃よりも作画面の上達が見受けられます。
それと、コマ割やページ構成もかなり手馴れてきていますね
。話は、そこまで珍しくない題材であり、今のところは何ともいえないのですが、
情景描写などはさすがに上手く、引き込まれるシーンも幾つかありました。
どうもこの作品は石川さんが長年構想されていたもののようですので、
今後の期待もできるでしょう。

何はともあれ、漫画家として復帰なされることができて何よりです。
これからのご活躍を応援しております。

「石川泉ブログ」（石川泉さん公式サイト）
http://ours.vc/blog/
「OUR'S」
http://www.ours.vc/index.htm
「たかひろ的研究館」‐「読みきり作品」‐「蜘蛛の城」
http://enixcomic.fan-site.net/enix6/kumonoshiro.html