旅人の手記 三冊目 ‐ 蝉海のブログ -

日常のよしなし事や、マンガ・アニメ・ライトノベルなどのポップ・カルチャーに関する文章をつらつらと述べるブログ。その他の話題もたまに。とっても不定期に更新中。

やれやれ

こんにちは、蝉海です。 今月の後半は少し忙しくなるので、 今週・来週の更新は単なる近況だけにさせて頂きます。昨日ですが、ゆりいかさんが主催される 「あの夜(よ)の読書会」に参加してきました。 今回の課題図書は『風の歌を聴け』(村上春樹) 時系列…

SNSは沼 いろんな意味で

こんばんは、蝉海です。 す み ま せ ん 読書メーターに甘んじています。 あっちで感想書くと、こっちで作品紹介とかあまりやらなくなるんですよね……。 あるいは、twitterか。というかぶっちゃけ、twitterに読書メーターとやっていると、 簡単な感想とか紹介…

作品における作者の自意識の発露と読者の共感について悶々

(前略)たとえば、ある作品を見て、「この作家は子どものときに傷ついている」などといわれてしまうのは駄目な作品だと思うんです。じゃあ何がいい作品なのかをいうのは難しいですが、向こうを、遠くを見せる作品と言うか、カント的にいえば「星を見つめさ…

「カゲロウプロジェクト」のメドゥーサ観――「見る≠所有する」というアンチテーゼ

※ 以下の作品について、核心的な部分についてのネタバレがあります。 マンガ『カゲロウデイズ』1〜5 (著・じん 作画・佐藤まひろ 刊・メディアファクトリー)1〜5 小説『カゲロウデイズ』1〜5(著・じん 刊・エンターブレイン) アニメ『メカクシティアクタ…

オッツキイム

昨日『レヴァリアース』(夜麻みゆき)という作品を 絶版マンガ図書館にて一気読みしました。 感想ですが、昨日のtwitterで言いたいことは言ってしまった感じなので、 ここにペタペタ貼り付けておきます。 window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs…

『ノーライフキング』と周縁作品に関する断想

先週の日曜日だが、ゆりいかさんが開催された読書会に参加した。課題図書は前に申し上げたとおり『ノーライフキング』(いとうせいこう)である。「あの夜(よ)の読書会 開催のお知らせ」 ―「ハロー・ブンガク・グッドバイ」 大学のゼミを髣髴とさせるよう…

秋風邪と台風

こんばんは、蝉海です。 どうも風邪を引いたようです。 一週間くらい前から咽喉の奥で何かが引っかかるような感覚を覚え、 今は洟も出るようになりました。ちょっと今週の前半は予定が多く、正直治ってくれないと困ります。 今日はこれから読書会。 明日は、…

母校の文化祭のこととか『ノーライフキング』のこととか

こんばんは、蝉海です。今日は軽い近況です。 昨年の引き続いて母校の文化祭行ってきました。 お世話になった先生方に「学生に戻ったこと」をお伝えし、 あとはいつもどおり文化部の展示や公演を回りました。 それと、ご無沙汰していた生徒会へご挨拶できて…

蝉海節?

ある程度文章を書いていると、自分の書く文体の「クセ」に気づきます。 そして小説家などの場合「〜節」などというように、 軽い揶揄としたたかな愛情を込めて 言われることなどがネットで見受けられます。 (きのこ節、西尾節など) そこで、私めも自分の今…

芸大の大学祭に行ってきました

こんにちは、蝉海です。 バイトで忙しいのと今日は用事があるため、軽い近況だけです。先週、知り合いの方の公演を観にいくため、 とある芸術大学の大学祭に行って来ました。 芸大って初めて行ったのですが、イメージ通りでしたね。 音楽学部の校舎はまんま…

「如月シンタローの友情物語」として見る『カゲロウプロジェクト』

※ 以下の作品について、核心的な部分についてのネタバレがあります。 マンガ『カゲロウデイズ』1〜5 (著・じん 作画・佐藤まひろ 刊・メディアファクトリー)1〜5 小説『カゲロウデイズ』1〜5(著・じん 刊・エンターブレイン) アニメ『メカクシティアクタ…

秘密基地に集まって 「楽しいね」って単純な

どうも、こんばんは。蝉海です。ええと、twitterやblogを見てもらえると分かるように、 最近『カゲロウプロジェクト』にどっぷりハマっています。 MVは全部観たし、アニメも視聴済み。小説・マンガも既刊は全部読みました。 今では毎日のように、公式MVや「…

怠惰のカルタ(2)

か カイロス(ΚΑΙΡΟΣ) 私が「か」から始まる言葉を一つ何か言うとしたら、やっぱりこれしかないだろう。 普段、私達が気にかける時計の針が示す客観的な時間「クロノス」に対し、個人個人それぞれが異なって感じる時間、主観的な時間のことを「カイロス」と…

8月までしばらく更新停止をします

こんにちは、蝉海夏人です。 少し早いですが、あと1ヶ月でテストになるのと、 いろいろやらなきゃいけないこともあって、 はてなブログの更新を一時的に停止します。 再開は、8月上旬辺りを予定しています。どうしても書きたいことがあれば、 停止中にも記事…

怠惰のカルタ(1)

怠惰というものは、全く恐ろしい。最悪「生きることすら面倒くさい」と考えるに至るからだ。その道は、他の罪業に比べれば安易で、誰にでも陥りやすい。 そして私の中に、どうしようもなく物心ついたときよりまとわりつく悪癖――もはや不治の病といえる――と云…

『さよならなんて云えないよ(美しさ)』と『突然』とにおける〈特権的瞬間=カイロス〉の差異性

小沢健二さんの『さよならなんて云えないよ(美しさ)』という曲の中で、次のようなフレーズがあります。 「左にカーブを曲がると 光る海が見えてくる 僕は思う! この瞬間は続くと! いつまでも」小沢健二『さよならなんて云えないよ(美しさ)』 この箇所…

『Sa・Ga2 秘宝伝説』クリアしました

この1ヵ月半ほどちまちまやっていた『Sa・Ga2 秘宝伝説』(GB)ですが、 先日ようやくクリアしました。サガシリーズは中学の頃ハマり、散々やりましたね。 『ロマサガ2』などは何回クリアしたか分かりません。 それで、中学3年の頃に『Sa・Ga2 秘宝伝説』を…

春過ぎて梅雨へ

こんばんは、蝉海夏人です。 先週から、通信指導といういわば中間レポートのようなものに ずっと取り掛かっていて、話題を用意しておりません。 よって、今日も軽い近況だけです。このところ、急に暑くなってきましたね。 半月くらい前までは夜は寒いくらい…

『コミティア30thクロニクル 第1集』読みました

先日『コミティア30thクロニクル 第1集』(編・コミティア実行委員会)を読了しました。 感想を書こうと思ったのですが、大変多くの作品が収録されているため、 気になったいくつかの作品だけ言及したいと思います。 全体の感想については読書メーターの方に…

ニコニコプレミアム会員やめよかな

こんばんは、蝉海夏人です。月曜にひどい風邪を引いてしまったため、 今週はずっとグロッキーでした。 しかし、こういう時は本当に何もやる気がしないものですね。 本すらあまり難しいものは思うように進みません。 そういう訳なので、今日は軽い近況だけお…

「自分」という不可思議

あなたは自分の存在を不思議だと思ったことはありませんか? 恐らく誰しも一度は、こうした疑問を抱いたことがあるはずです。「自分はなぜ自分なんだろう」――何故自分は、この世界、この時代、この国、この街、この家に、自分は生きているのだろう、と。少し…

ネット上で『批判』という言葉が指す言文について

今日友人の方と、twitter上での炎上について色々話す機会があって、ちょっと思ったことがあります。 最近SNSなどでよく、言い合いになる場面を見かけますよね。例えば、誰かがきつい物言いをした際に「アイツは脊髄反射的に批判を行う」「それは単なる人格批…

テキストファイルって、何でファイル修復機能ないの

さっき、テキストファイルで今日の更新分の文章を打っていたのですが、 途中でフリーズが起きてしまい、保存できませんでした。 その前に保存しなかったため、一時間以上打ったテキストがパアです。と、いう訳で、 やる気が完全に打ちひしがれてしまいました…

USBを家の中で紛失

蝉海です。すみません、今日も軽い近況です。 と、いうよりだいぶピンチです。――いつも使っているUSBメモリー、なくしました。どういう訳か、いくら探しても見つからないんです。 ここにはブログやSNSのテキスト、 あるいは小説のワードファイルが入っている…

春の散策

こんばんは、蝉海夏人です。 今日は軽い近況だけです。このところ空いた時間を使って、 大学時代あるいは派遣やアルバイトなどで行ったことのある街を、 散策してみようかなと考えています。 この間早速訪れたのは、見沼の南部。 東浦和から東川口まで、ず〜…

洋楽、とくにメタルについて

こんばんは、蝉海です。 邦楽の話はここでも結構しますが、 あんまり洋楽の話はして来なかったことと思います。えー。長年いわゆるオタク趣味に触れていると、 洋楽の話にぶち当たることが多々あります。 『ジョジョ』や『ブギーポップ』などの名を挙げるま…

奈須きのこの『空の境界』と三島由紀夫(二)

仏教には「唯識」という考え方があります。 それは人間の存在原理は、五種類の感覚(五感)とそれを意識する知性、 そして二種類の無意識の領域から成り立っている、という説です。 その二種類の無意識のうちの一つが、「阿頼耶識(あらやしき)」というので…

奈須きのこの『空の境界』と三島由紀夫(一)

先日、奈須きのこさんの商業デビュー作である『空の境界』を再読しました。 そこで少し気になった表現や設定がありました。ひとつは「魔的」という言葉。 「ふん――たしかに、こいつは魔的だ」奈須きのこ『空の境界(上)』講談社 P.36 このセリフは主人公の…

某きのこ先生もV系大好きなんだよね

こんばんは。蝉海です。 この間もBOOKOFFで、 黒夢のベストアルバム『EMI 1994〜1998 BEST OR WORST』 を購入しましたので、少し音楽の話でもしますか。私はハードロック・パワーメタル系の曲を好むことが多いんですが、 そのジャンルの一種であるヴィジュア…

最後の最後まで繁忙期

こんばんは。蝉海です。 仕事がまた忙しくなり、また疲労が溜まりがちになりました。 普段なら閑散期なのですが今年は事情があり、 夏の繁忙期か年末か、それ以上に忙しい状態が続いています。三月は、これから迎える大学生活の準備をしながら、 並行して小…